今回は、アニメにまつわる定番都市伝説をご紹介します。
【内容】
1.「クレヨンしんちゃん」の物語はみさえの妄想
2. ポケモンの世界は未来の地球
3. ドラえもんの謎の回「タレント」
4.「となりのトトロ」狭山事件との関係
5.「ドラゴンボールGT」GTの意味
6.「ちびまる子ちゃん」ゆみこちゃんが消えた理由
7.「ムーミン」物語は核戦争後の世界
8.「ルパン三世」銭形警部の妄想
「クレヨンしんちゃん」の物語はみさえの妄想
1992年から放送され、今では子供から大人まで家族で楽しめる国民的アニメとなった「クレヨンしんちゃん」ですが、とても笑うことのできない都市伝説が存在しています。
それは、クレヨンしんちゃんの物語は、実は「みさえの妄想」だというものです。
この都市伝説では、主人公であるしんのすけは、ある日、妹のひまわりがトラックに撥ねられそうになったときに、それを助けたために交通事故に遭い、亡くなってしまいました。
みさえは現実を受け止めることができず、しんのすけの形見であったノートとクレヨンで、しんのすけが生きていたら…という妄想で物語を描き出します。
これが作品タイトルの「クレヨン」の由来となりました。
つまり、クレヨンしんちゃんのお話は、すべて、みさえの妄想であったというのがこの都市伝説です。
ポケモンの世界は未来の地球
ポケモンの世界には、ポケモンと人間以外は登場しません。たとえば、犬系のポケモンや猫系のポケモンなどは存在しますが、犬や猫そのものは登場しません。
このことから、ポケモンの物語は、戦争による放射能の影響で変化した生物たちを描いた未来の世界だと言われています。
また、ポケモンは人間による品種改良によって人工的に造られた生物だという説もあります。
現在、私たちの住む現実の世界でも、家畜やペットとして飼われている動物のほとんどが人間の手によって品種改良されたものばかりです。
未来の世界では、ポケモンのような生物が本当に造られているかもしれません。
ドラえもんの謎の回「タレント」
1984年7月20日、テレビアニメのドラえもんで「タレント」という回が放送され、多くの人がそれを見たと証言しています。
しかし、公式記録上には放送されたという記録は残されておらず、放送局も「そのような回は放送したことがない」と否定しています。
この、幻の回「タレント」のストーリーは、雨の日の校庭でドラえもんがのび太から「地下世界の商店街に行きたい」と頼まれるところから始まります。
2人は通常のものよりも大きめの「通り抜けフープ」のようなもので地底へ飛び込みました。
のび太とドラえもんが到着したのは、人工的に造られた部屋で、照明などはありませんでしたが部屋は明るく照らされていました。
そこにはベレー帽を被った少女がいて、のび太とドラえもんに赤い封筒とインクと鉛筆を手渡したあと、壁の中に消えてしまいました。
のび太とドラえもんは少女を追って壁の中に飛び込んでみると、そこには警察官のような格好をした男性がいて、「君たちは撮影か?撮影ならアチラだ」と言って2人を案内します。
案内された先には、大きな地球のミニチュアがありましたが、それはすぐに2つに割れ、中から黒い血のような液体が流れ出てきました。
それを見たのび太とドラえもんは驚き、震えて抱き合ったところで話は終了します。
このように、意味不明なストーリーに加え、作画も滅茶苦茶であったと言われています。
この、タレントという回は放送日もはっきりとわかっており、それを見たという人が多くいるのにも関わらず、公式記録には残されていないため都市伝説となっています。
「となりのトトロ」狭山事件との関係
スタジオジブリのアニメ映画「となりのトトロ」には数多くの都市伝説がありますが、その中でも特に有名なのが「さつきとメイは死んでいる」というもので、さらには「狭山事件」がモデルだったのではないかと言われています。
狭山事件とは、昭和38年の5月に埼玉県狭山市で発生した誘拐殺人事件です。
この事件では、高校1年生の少女が誘拐されました。
犯人からの身代金要求に対して少女の姉が犯人と接触したものの、警察の張り込みがバレて犯人は逃亡。その後、誘拐された少女は遺体となって発見されました。
また、犯人と接触した姉も思い詰めてしまい、後に自殺してしまいます。
となりのトトロは、この事件をモデルとしていて、さつきとメイは死んでいるのではないかと噂されています。
その根拠としては、
- 行方不明の妹を姉が探し回る
- 母親が病気で不在
などの類似点があることに加えて、
さつきとメイの名前がそれぞれ、皐月は和風月名で5月、Mayは英語で5月となることが挙げられています。
狭山事件が起きたのは昭和38年の5月1日でした。
「ドラゴンボールGT」GTの意味
ドラゴンボールGTのGTには「ごめんなさい鳥山先生」という意味が込められているという噂があります。
当時、ドラゴンボールの作者、鳥山先生はとても多忙で、早くアニメを終わらせたかったため、ドラゴンボールGTの前作である「ドラゴンボールZ」のZはアルファベットの最後の文字を使いました。
しかし、ドラゴンボールZの視聴率が良かったため、アニメの制作側は、鳥山先生の反対を押し切って続編を作ってしまいました。
実際に、それまでのドラゴンボールのシリーズには漫画の原作があったものの、ドラゴンボールGTには原作がありません。
そのため、アニメのスタッフが謝罪の意味を込めて「(G)ごめんなさい、(T)鳥山先生」という意味でこのタイトルにしたと言われています。
ただし、公式にはGTは「グランド・ツーリング」の略であると発表されています。
「ちびまる子ちゃん」ゆみこちゃんが消えた理由
漫画家「さくらももこさん」の小学校時代を基にしたアニメ「ちびまる子ちゃん」では、登場人物の多くが実際の人物をモデルとして描かれています。
そして、ちびまる子ちゃんには、かつて「ゆみこちゃん」というキャラクターが存在していました。アニメの初期の頃には、まる子の親友として、たまちゃんを含めた3人で行動していました。
しかし、ゆみこちゃんの登場シーンは徐々に減っていき、最後の登場シーンでは「まるちゃんありがとう。ばいばい」というセリフを残し、それ以降はアニメに登場することはありませんでした。
ゆみこちゃんがアニメから消えた理由について、都市伝説では、ゆみこちゃんのモデルとなった人物が、学生時代にいじめられていて、自ら命を断っていたからではないかと言われています。
また、アニメが始まった当初、作者のさくらももこさんは、実際のゆみこさんが自殺していたことを知らず、後に彼女の自殺を耳にしたため、徐々に出番を減らしながらアニメから退場させたのではないかとも言われています。
「ムーミン」物語は核戦争後の世界
アニメ「ムーミン」は、ほのぼのとした作風で子供たちに大人気でしたが、実は核戦争後の世界が描かれているのではないかと言われています。
ムーミンに登場するキャラクターは、公式設定ではすべて架空の生物だとされています。
しかし、この都市伝説では、ムーミンは「放射能の後遺症で変化した人間の姿」あるいは「カバが放射能によって突然変異した姿」だとされています。
また、ムーミンの親友であるスナフキンは元々は軍人で、ムーミンたちの生態を調べる任務についていたと言われていたり、ミィの一族は放射能の影響で遺伝子が破壊されてしまったため、子供の姿のままで成長が止まっているなどとも言われています。
アニメ「ムーミン」の原作である小説「小さなトロールと大きな洪水」が発表された年が、1945年だったことも、この都市伝説が信じられている原因となっています。
1945年は広島と長崎に原爆が落とされた年です。
「ルパン三世」銭形警部の妄想
アニメ「ルパン三世」では、1971年に放送された第一シリーズの第4話で、ルパンの一味が逮捕され投獄されるシーンがあります。
ルパン三世の物語が「銭形警部の夢の中」であるとする都市伝説では、第4話で逮捕され投獄された一味は全員処刑されたとされています。そして、その後のストーリーは、ルパンの死を受け入れることができなかった銭形警部の妄想だというのです。
さらに、この説には続きがあります。
ルパンの死を受け入れることができなかった銭形警部は、妄想の中でルパンを追い求めますが、精神的に病んでしまっていた警部は警察をクビになってしまいました。
しかし、ルパンを逮捕するには、拳銃やパトカーが必要です。そのため、銭形警部はそれらを警察から盗みだしてしまいます。
ルパン三世の物語の本当の犯罪者は銭形警部だったというのです。
コメントを投稿